実録!素人が電動RCカーキットを組み立てるとどうなるか?

 

 せっかくRCカーの組み立てキットを買ったので、ネタ作りをしなければ・・・と思い、奥方に作らせる事にしました。大雑把にレポートしたいと思います。・・・まぁ、要所要所で私がチェックするので普通に組みあがるとは思いますけどね・・・。
素材:SUBARU IMPREZA WRC2003(シャーシ:TAMIYA製TB−02) 

 
作業内容
備考
作業時間
1日目

フロントアームの組み立て
リヤアームの組み立て
ダンパーステーの取り付け →

 最初に組み付けた状態だとアームの動きが渋い事に気が付く。キャビティの違いによる寸法公差が原因かな?と思ったので、部品の前後を入れ替える。結果、見事に解決(安いキットなんで精度はこんなもんでしょうね)。
2時間
2日目

ボールデフの組み立て
ギヤケースの組み立て →

 組み立て作業中、ありがちなミスしている事に気が付く。デフグリースを摺動部に塗布してるではないですか・・・!説明書を良く見ると、罠が仕掛けられている事が判明。一応、「ボールデフの組み立てにはボールデフグリスを使用します」と書いてはあるんですが、最初に使うグリスがボールデフグリスなんですよね・・・。最初にセラミックグリスを使っていて、この工程に入った時に「ここだけは違うグリースだよ!」と言われれば注意するのでしょうが、最初に出てきたグリスがデフグリスで、次に使用するグリスが「前に使ったヤツとは違うんだよ!」とは書かれていません。「素人が組み立てる可能性がある」という事が忘れられているようですね。要改善ですな>タミヤ殿
 部品の方は、とりあえず拭き取り&エアブローをしてセラミックグリスを塗布して対応しました。

2時間
3日目
ステアリングワイパーの組み立て
ステアリングワイパーの取り付け
ギヤケースの取り付け
フロントアクスルの組み立て →
 ステアリングワイパーの組み立てで苦労しております。ターンバックルを捻じ込む時、手が痛いと言っております。確かに付属の工具じゃやりにくいよなぁ・・・。かといって、専用工具買う金無いし。我慢してくだされ。
 本日の失敗は、フロントアクスルの組み立て工程で発生しました。ピロボールキングピンを捻じ込んでいたのですが、果てしなく捻じ込んでます。そう、つまりネジ山をナメてしまっているんですね。どうやら隙間が空いているのが気に入らなかったらしいです。まぁ、なんとかなると思うので、程よく締めなおしたところで妥協(但し、一度ナメているので様子見)。
2時間半
4日目
フロントアクスルの取り付け
リアアクスルの組み立て →
 フロントアクスルを取り付けて、やっとフロントの足回りの骨格が完成(ダンパーが未だ)。ステアリングのリンク機構なんかを見て、やっと4WDらしくなってきました。
 リアアクスルの組み立てまではすんなり行ったのですが、次工程の取り付け作業で難航。凄く固いんですよね・・・。参考までにノギスで測ったところ、約0.5mmも干渉してます。こんな状態で「スムースに動くようにヤスリで削ります」って説明書に書いてあります。おぃ、ちょっと部品精度悪すぎなんじゃない?金型修正が面倒だから取説で逃げたようにしか思えません。あいにく金ヤスリが見当たらなかったので爪切りで対応しようとしましたが、削り代が多すぎる為に歯が立ちません。明日ヤスリ買って来ます(寂)。
2時間
5日目
リアアクスルの取り付け
ピニオンギヤの取り付け
モーターの取り付け
ギヤカバーの取り付け →
 会社帰りにホームセンターまで寄り道をし、板やすりを買ってきました。そして、昨夜立ちはだかったリアアクスルをひたすら削ります・・・。約45分後、なんとか組み立てできました。
 次の工程は楽勝です。モーターにピニオンギヤをイモネジで留め、ブラケットと共にシャーシへモーターをマウント。そしてギヤカバーの取り付け。そろそろ電装品を搭載する頃なので、昔使ってたシャーシを取り出し、部品移植です。
2時間
6日目
担当者逃亡(嘘)  進展なし
0時間

7日目

ステアリングサーボの組み立て
ステアリングサーボの取り付け
FETアンプの搭載
ダンパーの組み立て1
ダンパーの組み立て2
ダンパーの組み立て3
ダンパーの取り付け →
 昔使用していたRCからメカ(受信機、サーボ、アンプ)を取り外しました。そして、新たにサーボ部を組み直し&取り付け。組みあがった状態を見ると、新しいシャーシに泥だらけのRCメカが載っているのが妙に笑えます。
 モーターをアンプを接続する時、問題が浮上しました。説明書には「+コード:赤、オレンジ」「−コード:黒、青」と書いてありますが、なんと、付属のモーターには、緑色と黄色の線しかありません。どうしろっちゅうねん!不親切だぞ>タミヤ
 ダンパーの組み立て工程では、少々悩みました。大きな気泡は簡単に消えるのですが、泡のような小さな気泡はなかなか抜けません。以前組み立てたときは資源(大量のダンパーオイル)にものを言わせて、細かい泡ごとオイルを一度抜いて(捨てて)、新しいダンパーオイルを補充して事なきを得ましたが、今回はキット付属のダンパーオイル(量的な余裕がありません)のみでの組み立てです。ま、細かい事は気にせずに行こう!という事で、細かい泡は気にしないことにしました(笑)。
3.5時間
8日目
ホイールの組み立て
ホイールの取り付け
ウレタンバンパーの組み立て
ウレタンバンパーの取り付け →

 タイヤとホイールの接着〜乾燥、そして取り付け。割と楽勝。で、ウレタンバンパーの組み立て&装着。こちらも楽勝。やっとこさ動かせるところまできました。あとはボディの塗装を済ませて完成ですな!楽しみです。

1.5時間
9日目
休養  いや、休む気は無かったんですけどね。ボディに穴をあける道具が無かったんですよ。これに気が付いたのが夜10時。明日道具買ってきまっす〜。
0時間
10日目
ボディの切り取り
ボディのマスキング →
 キットの説明書通りに作るならマスキング作業なんか必要無いのですが、窓ガラス部が灰色のシールってのは寂しい気がしたので、やっぱり窓は透明で中身が(RCのメカが)見える方がカッチョエエ!ってわけで、マスキング作業をしました。
1.5時間
11日目
休養

 いや、塗装しようと思ったんですけどね。風がすごく強かったんですよ。自然には勝てないのでしかたなく休養です。

0時間
12日目
ボディの塗装
マーキング
ウイングの取り付け
ボディの取り付け →
 ボディの塗装は順調に終了。続いてマーキングですが・・・面積の広いシールを貼るのが大変ですね。具体的にはボディ側面の流れ星。あとはひたすら細かいヤツを貼りまくる・・・けっこう手間がかかります。時間もかかりますね。でも、やっとこさ完成!勿体無いので走らせたくないと言っているのが気になります(汗)。
4時間

完成まで、実働21時間・・・でした。