闘いの記録(おろかもの編)

初期設定

車両 スバル・レガシィ・B4・RSK(BE5)
タイヤ N3
アシスト(ASM、TCS) 初期設定のまま(単に切り忘れただけ)

 

検証内容

1.とりあえず黙って200LAP!

総周回数
ベストタイム
所見
20LAP
51"323
手強いコースと実感。ようやくレイアウトを覚えた感じ。
40LAP
50"414
コース全体を通したラインが見えつつある感じ。まだ狙ったラインに車を持っていけないのがもどかしい。
60LAP
49"730
ATからMTにチェンジ。大幅にタイムアップ。が、実は正解のラインが段々と見えてきたから?失速を最小限にすればATもMTも変わらない気が・・・。7,500rpmまで引っ張れるようになったのは嬉しいかも。
80LAP
49"506
だんだんシビアになってきました。ようやく自分的な限界が見えてきたかな?といった感じ。だけど、まだまだ伸びるんだろうな。49秒を切るというのが当面の目標。
100LAP
49"326
1,2コーナーの処理がうまくなりました。ヘアピンで1速を使う事も試しましたが、シフトアップ時の空走時間でロスが大きい為、1速は封印。
120LAP
49"268
3コーナー(?)の大きい右180°コーナーの舵角を微妙に調整してタイムを稼ぎ出しました。これ以上は必殺技を生み出さないと厳しいかな?という考えが脳を支配するようになりました(諦めモード?)。
140LAP
49"154
1,2コーナーが下手クソになっているにも関わらず、後半でタイムを詰めているようです。試しに1,2コーナーで突っ込み勝負をかけたら、アドバンテージを稼げました。けど、このタイムはそれに気づく前。49秒切りは近い?
160LAP
49"215
じれったい。全体が一つにまとまらないっす。48秒台は目の前なのに。きぃぃぃぃぃ!
180LAP
49"050
やっと繋がった!・・・と思ったら、最終コーナーでミス!が、奇跡的に鬼のような立ち上がり重視のラインへ持っていく事ができ、ロスは最小限で済みました。これさえなかったら48秒台だった・・・と思う気がします。それはともかく、ラップタイム自体は安定してきました。
200LAP
49"078
最終コーナーでミス!と思ってましたが、アレはアレで速かったみたいです(180ラップ時のベストラップ)。手前の丘越えS字まで絶妙の差で突入し、最終コーナーの平均速度が高まるように処理できるようになりましたが、どうしてもコントロールライン寸前でゴーストに抜かれます。鬼のような立ち上がり重視ラインが正解って事?この辺が私の限界っぽいです。

その後、とりあえずアシスト(ASM、TCS)を全て切って走ってみました。

総周回数
ベストタイム
所見
40LAP
49"348
 アンダーしか出ません。こんな車だったっけ?とか思いましたが、よく考えたらラインはアクセルでコントロールしてたっけ。うん、こんなもんだ。初めのうちはアクセル踏むと強アンダーになって、思うとおりのラインを描けませんでしたが、慣れるとこんなもんか、という感じで走れるようになりました。アシスト付の0.3秒落ち、こんなもん?ひたすら我慢ですな。

軽量化ステージ1(のみ)を試す(車重9%ダウン)。

総周回数
ベストタイム
所見
60LAP
48"886
 変わっているように感じないんですけど・・・。そういえば、低速時の立ち上がりが、ほんの少しだけ良いような・・・。確かに効いているらしいのですが、効果は微妙と言ったところ。感覚が鈍いせいか、その他に感じた事はありませんでした(汗)。ロガーで比較すれば違いがわかるかも。

 


番外編(っていうか、飽きたので気分転換)
筑波サーキットをBスペックで検証する!

 さすがに同じ車、同じコースでずぅ〜っと走っていると飽きてくるので、ちょっと気分転換にBスペックで検証してみました。検証内容は以下の通り。

車:スバル・レガシィ・B4・RSK(BE5)
モード:アーケードモード(Bスペック使用)
目的:車両重量とパワーのみを変更し、ラップタイムにどのような影響が出るかを見る。

 基本的に、Bスペックは3:マイペースのまま。但し、タイヤをS1にすると、何故か最終コーナー立ち上がりでコースアウトするので、タイヤをS1にした時のみ、最終コーナーを、2:リラックスにしました。また、タイムは5ラップの平均タイムを算出。算出に使用したタイムは、最速と最遅の差が0.2秒以内なので、精度はソコソコだと思います。

 というわけで、簡単に検証結果をまとめましたので、見てみましょう。


単位は全て"秒"です。中央にある基準タイムからの差となっています。
タイヤ:N3
基準タイム:1'09"828
小←出力→大
-10%
-5%
0
+5%
+10%


車重

+10%
+1.526
+0.641
-0.110
+5%
+0.716
+0.318
-0.027
0
+0.819
+0.368
0(基準タイム)
-0.300
-0.671
-5%
+0.006
-0.345
-0.724
-10%
+0.080
-0.691
-1.186

タイヤ:S1
基準タイム:1'09"068
小←出力→大
-10%
-5%
0
+5%
+10%


車重

+10%
+1.670
+0.747
-0.059
+5%
+0.802
+0.398
-0.026
0
+0.950
+0.466
0(基準タイム)
-0.357
-0.720
-5%
+0.081
-0.325
-0.720
-10%
+0.132
-0.684
-1.335

 

 この結果から分かる事、考えられる事。

 左下(出力、車重共に-10%)→右上(出力、車重共に+10%)に向かって、同じパワーウェイトレシオ(以下W/P)の時のデータが並んでいます。上の表、下の表、どちらを見ても、左下に行くよりも、右上に向かった方が、タイムは縮まっています。重くても、それを補うパワーがあれば、重い事は、それほど不利に働かないと言えます(あくまでもGT4で検証した限りでは)。

 ゴーストを重ねて比較してみたところ、W/Pが同じなら、コーナリングスピードは全く同じでした。という事は、コーナー以外の所で差がついている事になります。

 その辺を観察してみたところ、重くてもパワーがある方が、加速が良く、パワーが無くても軽ければ、ブレーキが良い事がわかりました(後者は当たり前)。同じW/Pであっても、パワーがあった方が加速が良い、という事になります(何度も言うようですが、あくまでもGT4で検証した範囲内の話)。筑波サーキットの場合、軽量化してブレーキでタイムを削るよりも、パワーアップして加速を重視した方が良い、と言えそうです。

 また、車重が違うのに、何故コーナリングスピードが変わらないのか?という疑問については、こう考えられます。一般に摩擦力(≒グリップ力)は、摩擦係数(物質により一定≒コンパウンド)×垂直抗力(面に対して垂直の方向に押し付ける力≒車重)で表されます。実際のところ、こんなに単純にはいかないようですが、この考え方を元にGT4がグリップ力を演算しているとすると、軽くなっても垂直抗力が落ちてしまう為に、グリップ力が低下し、結果として、思った程コーナリングスピードが稼げていない、と考える事ができます。この事が実車に当てはまるかどうかは分かりませんが、あくまでもGT4で検証した結果はこうなる事がわかりました。

 では、軽量化は無意味か?というと、そんな事はありません。当然、重量が軽ければ加速、減速共に良くなるのですから(当然!)。あくまでもコーナリングスピードに与える影響は(GT4の場合)ほとんど無い、というだけです。

 ここで、見落としてはいけないポイントが一点あります。それは、重心の影響が考慮されていない事。同じ車重であっても、重心が低い方が運動性能が高くなる事は当たり前のように知られています。今回の検証では、重量がコーナリングスピードに与える影響は、ほとんど無いという結果が出ましたが、高い位置にある物を軽量化し、重心を下げる事ができていれば、軽量化も意味があると思います。今回は、アーケードモードのクィックチューンで車重をいじっている為、重心が変化しているかどうかはわかりません。今度、車高調整式サスペンションを導入し、車高の影響(重心高さの影響?)について検証してみる必要があるかと思います(ロールセンターとか色々変わるはずなので、単純な答えが出ないかもしれませんが)。